2026/03/24
既存冷媒配管の劣化によるガス漏れ修繕工事とは?
エアコンの更新工事において、既存の冷媒配管を再利用するケースは少なくありません。
しかし実際の現場では、
-
配管の経年劣化によるガス漏れ
-
結露による水漏れ
-
将来的な故障リスク
といった問題が発生する可能性があります。
さらに問題なのは、こうしたリスクについて十分な説明がされないまま施工されてしまうケースがあるという点です。
※たとえば、室外はテープ巻き上げ部分が酸性雨に晒されると劣化は早まります(スリムダクトは大丈夫です)が、他方で室内の銅管も結露が発生することで劣化します。
冷媒配管はなぜ劣化するのか?
冷媒配管はおもに「銅管」でできています。
銅は加工しやすく耐久性も高い素材ですが、以下の影響を受け続けています。
■ 温度変化と圧力による伸縮
冷媒は運転中、
-
高温・高圧状態
-
低温・低圧状態
を繰り返します。その結果、配管は日々「膨張と収縮」を繰り返し、徐々に負荷が蓄積されていきます。
■ 昔の施工方法による劣化リスク
特に注意が必要なのが古い時代の施工配管です。
以前は、
-
継手(ジョイント)を多用
-
火を使った溶接(ろう付け)
-
接続箇所が多い構造
- 冷凍機などにも使われる鋼管(H管)
という施工が一般的でした。
この溶接部分は、熱の影響で銅の性質が変化し、硬化・劣化しやすいという特徴があります。
つまり、ガス漏れが発生しやすい“弱点”になりやすい箇所でもあります。
■ 現在の施工との違い
現在では、
-
専用工具による曲げ加工
-
継手・溶接箇所の削減
-
品質の安定化
が進んでいます。そのため、古い配管ほどリスクが高い傾向があります。
ガス漏れが起きた場合の考え方
冷媒ガス漏れが発生した場合、
まずは、どこから漏れているかの特定(リーク調査 = 窒素ガスによる気密試験)を行います。
しかし、
-
使用年数が長い
-
劣化が全体に広がっている
といったケースでは、一箇所だけ直しても、別の箇所で再発する可能性が高いのが実情です。
【重要】修繕か交換かの判断基準
以下のような場合は、部分補修ではなく
冷媒配管の入れ替え(更新)を検討することを推奨します
■ 配管が約25年以上経過している
■ 過去にガス漏れ履歴がある
■ 溶接箇所が多い旧配管
■ テナント・商業施設など空調停止リスクが高い現場
テナント・ビルオーナー・管理会社様が注意しておくポイント
特に、
-
テナントビル
-
商業施設
-
管理物件
では注意が必要です。
冷媒配管(ガス漏れ)のトラブルは、
-
空調停止
-
営業できない
-
クレーム・信用低下
に直結します。
そのため、「とりあえず再利用」ではなく、長期視点での判断が重要です。
よくある失敗事例
実際の現場では、以下のようなケースが見られます。
-
説明なしで配管再利用 → 数ヶ月後にガス漏れ
-
部分修理のみ → 別箇所で再発
-
更新コスト優先 → 結果的に高額修繕
これらはすべて、事前の判断と説明不足が原因です。
当社の対応(差別化ポイント)
当社では、エアコン更新時に
-
冷媒配管の状態調査
-
再利用の可否判断
-
リスクの事前説明
を徹底しています。
また、
-
空調設備工事
-
建物調査(アスベスト含む)
- 内外装工事
-
各種点検業務
まで一貫して対応可能です。
「見えない部分まで責任を持つ施工」を大切にしています。
まとめ
冷媒配管自体(銅管)は見えない部分ですが、
エアコンの寿命・性能・トラブルに直結する重要な要素です。
特に、
-
古い配管(古い時代の鋼管)
-
再利用を検討している場合
は慎重な判断が必要です。
■ お問い合わせ
-
エアコン更新時に配管を再利用していいのか不安
-
ガス漏れの原因をしっかり調査したい
-
将来的なトラブルを防ぎたい
このようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
現地調査から最適なご提案まで、専門スタッフが対応いたします。
